眠っている楽器を貸し出すサービスについての考察(その1)

こんばんは。

 

学生時代に楽器をやっていたのですが、社会人になってからすっかり演奏しなくなってしましました。楽器が埃を被っていて可哀想だなと思いますが、最近はやりのシェアリングエコノミーでどうにかならないものか、考察してみました。

 

目次

シェアリングエコノミーとは

シェアリングエコノミーとは、個人が保有している遊休資産(物品、サービス、土地など)の貸し出しを仲介するサービスのことで、有名なものとして、民泊仲介のAirbnb、タクシー配車サービスのUber、現地の旅行ガイドを仲介するTravelocoなどがあります。ネットとスマホの普及により、今まで特定の企業を経由していたものがダイレクトに個人から個人へとつながることができるようになり、サービス提供側は遊休資産を効率的に活用でき、サービス利用側は物の所有から解放されます。今後のビジネスで重要な役割を担っていくものと言われています。

 

シェアリングエコノミー

シェアリングエコノミー

 

 

眠っている楽器は意外と多いのではないか?

僕は学生時代には毎日のように楽器を吹いていた。もちろん自分の楽器も持っている。しかし、社会人になってから、楽器を吹く機会は激減した。全く楽器を触っていない時期もあったし、社会人バンドに参加していても、せいぜい週に1回程度しか楽器を吹くことはできない。つまり、楽器という資産は有効活用されていない。

また、リサイクルショップに行くと、管楽器などが相場より相当安く売られていることがたまにある。引っ越しなどの機会に処分する必要が出てきたもので、特に楽器を持っていた本人ではなくご家族が売りに来ることが多い。楽器の価値を知らないため、楽器屋にもって行かずにリサイクルショップで済ませてしまうのである。これは、楽器という資産を相場より低い値段で売ってしまっていることであり、もったいない。

ということで、楽器というものが、持っている人は結構いるにもかかわらず、意外と活用されていないのではないか、と思います。この眠っている楽器をシェアできれば良いなと思うところです。

楽器を借りることができるサービス

さて、そもそも楽器をレンタルするという需要があるのでしょうか。楽器レンタルサービスをネットで調べると、以下のようなものが出てきます。しかし、どのサービスも、何かしらの企業が運営しており、BtoCの形態をとっています。

①大手楽器店の系列

大手の楽器販売店がレンタルも手掛けているもので、ヤマハ楽器レンタル山野楽器島村楽器などがあります。これらは、楽器の販売、修理、レッスンまで全て手掛けているので、その一環でレンタルも行っているというものと思われます。

②楽器のほかPA機材等も貸出すスタジオ系列

楽器のほかPA機材なども合わせてレンタルするもので楽器レンタルドットコムハイエースサウンドシステム、などがあります。結婚式などイベントごとでの利用が多いようです。

③総合レンタルサイト系 

様々なものをレンタルしているサービスReReレンタルのなかで、楽器を借りることができます。3泊4日と短期間からのレンタルが可能で、郵送で自宅まで届けてくれる点も便利と言えます。

貸すサービスはないのか?

ざっとネットで調べた限り、自分が保有している楽器を誰かに貸し出すのを仲介するアプリやサービスは出てこなかった。また、要らなくなった楽器をどう処分すればよいか?というのは質問サイトなどによく出てきており、①後輩に譲るor売る、②楽器屋に売る、③学校や楽団に寄付する、などの解決案が提示されていたが、楽器をシェアするというアイデアは見当たらない。

これだけシェアビジネスが広まってきているのに、意外だなというのが正直な感想。誰かやっていても不思議ではないのだが、誰もやっていないということは、実際にビジネス化するには結構ハードルが高いということだろうか。

 

ということで、楽器をシェアすることについて考察してみました。ビジネス化にあたってどんなハードルがあるのかなど、もう少し考えがまとまったらまた記事にしてみたいと思います。

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