2018-07

構造

(1級建築士)鉄筋コンクリート構造の部材設計のポイント

建築士試験では、鉄筋コンクリート構造の問題が毎年2,3問出題されます。そのうち1問は部材設計に関する問題となることが多いです。構造系の人には簡単なものですが、構造系以外の人でも解けるようにポイントを解説します。 出題のタイプ 基本的な考え方...
構造

(1級建築士)鉄筋のかぶりの注意点

鉄筋コンクリートでは、鉄筋に適切な「かぶり」を設ける必要があります。覚えてしまえば簡単な話なのですが、少しだけ注意点があります。 かぶりとは? 必要なかぶり厚さ 土木と建築で測り方が違う?? かぶりとは? かぶりとは、「コンクリート表面から...
構造

(1級建築士)鉄筋の種類と材料特性

建築で使われる鉄筋にはいくつか種類があります。それぞれ材料の性質も違いますので、整理してみます。 鉄筋の種類 力学的な特徴 鉄筋の種類 鉄筋の種類は、径と材料強度で分類されます。径は小さいものでD10、大きいものでD41*1が一般的です。材...
構造

(1級建築士)鉄筋の継手の注意点

建築士試験では、鉄筋の継手についての出題が、構造・施工の両方の分野で可能性があります。*1以前の記事に出てきた重ね継手とやや重複しますが、改めて整理します。 継手の種類 ガス圧接の注意点 重ね継手の注意点 機械式継手の注意点 継手の種類 鉄...
その他

大雨の場合の鉄道の運休

こんばんは。   今日は西日本各地で大雨のようで、JR西日本の各線で運転見合わせが相次いでいます。が、実際の天気はというと、電車を止めるほどの大雨ではないような気もします。しかし、決して、 「なんで大して雨降ってないのに電車動かないんだよ。...
構造

(1級建築士)定着長さと重ね継手長さ

1級建築士試験では、鉄筋コンクリート造の配筋の問題がよく宿題されます。その中でも定番なのが、定着長さと重ね継手長さの問題。最終的には暗記せざるを得ないが、施工分野でも出題もあり得るので、覚えておいて損はないはず。簡単に解説します。 定着長さ...
構造

(1級建築士)風荷重(その2)

前回、風荷重の概要について触れましたが、今日はもう少し詳しい風荷重の解説をします。 風荷重の算定式 まず、風荷重Wは風圧力と見付面積Aを乗じることで求まります。 ここで、風圧力は、建築基準法施行令第87条に記載の通り、速度圧qと風力係数Cf...
構造

(1級建築士)風荷重(その1)

建築士試験では構造設計における荷重の問題がよく出題されます。地震大国である日本では地震荷重はメジャーな存在ですが、建物によっては風荷重も重要な存在だったりします。 風荷重の細かい説明は次回にするとして、まずは大まかなイメージを説明しましょう...