【書評】「ぼっち」の歩き方

書評

昔から集団にうまく馴染むことが苦手であり、また、興味を持つことも個人でやるようなことばかりでした。なので、未だに集団行動が苦手です。

でも、同じようなこと考えている人はきっといるはず!と思っていたら、やっぱりいました。

 

 

「ぼっち」の歩き方

「ぼっち」の歩き方

 

 

もともとは、東京を一人で楽しむためのエンタメサイト「ソロ活」での連載記事だったものを、再編集して出版したものです。

www.enjoytokyo.jp

 

目次

ひとりへのこだわりがハンパない

誰でもたまにはひとりで出かけたり、食事に行くこともあるでしょう。また、今どき、ひとり焼肉やひとりカラオケは十分メジャーといえるでしょう。ただし、この本のなかで紹介されているものはそんなレベルではありません。著者の朝井さんのひとりでのこだわりはハンパではないのです。

 

特にすごい思うのは、ひとり花火大会やひとりスイカ割など、ただどこかへ行くだけではなく、何かのイベントを準備するところから後片付けまでを全て一人で行っているところ。さらに、その様子をセルフタイマーを使って全て一人で写真撮影しているところ。ここまでやれるのは、相当な覚悟が必要だと思います。

 

僕たちももっと堂々とひとりを楽しめが良いのではないか

僕たちは子供のころから、友達をたくさん作ること、友達と仲良くすることを様々な場所で教育されます。また、社会人になってからも、チームメイトとの協業により仕事を進めることや、オンオフともに社内外いろんな関係者との協力をしながら仕事を進めることを要求されます。本人の希望とは関係なく・・・

 

ただし、もともと一人のほうが好きな人、一人のほうが向いている人だっているはず。この本は、そんな人たちが、自分らしく一人を楽しめるように応援メッセージを送ってくれているように感じました。

 

恥じることなく”ひとり”を楽しもう!

幸い、東京は人口が多いがゆえに、ひとりでいることがそれほど苦痛にはならないと思います。著者の朝井さんの続くべく、堂々と一人を楽しみたいと思います。

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