こんばんは。
たまたま立ち寄ったビックカメラで、面白い電子楽器のキャンペーンをやっていました。その名もAerophone。サックスっぽい電子楽器ですが、色々と面白い機能があるようです。
目次
Aerophoneとは?
Aerophoneは、Roland社が2016年に発売した電子楽器。形はサックスのような感じで、マウスピースやボタン配置もサックスに準拠しています。
管楽器のように息を吹き込んで鳴らすものですが、シンセサイザーでもあるので、サックスだけではなくフルート・トランペット・バイオリンなどの音も出すことができます。
当然ながら電子楽器のため 、ヘッドホン出力とすれば深夜でも練習可能です。また、外部出力端子を使えば、外付けのスピーカーから音を出してり、録音をしたりすることも可能です。
サックス以外にも色んな楽器に対応
対応している楽器は、ソプラノ~バリトンまでのサックスのほか、トランペット、フルートなどの管楽器、バイオリン、尺八などがあります。さらに、ジャズスキャットという人の声のモードや、ビッグバンドのブラスセクションのモードもあります。これ一台で、大体の音楽ができるんではないでしょうか。
ひとりでオーケストラも可能
ということで、これだけの種類の音が出せるとなると、ひとりで全部の楽器をやってしまいたくなるわけです。で、探してみると既にやっている人がいました。例えばこちらの動画では、くるみ割り人形をAerophoneひとつで多重録音して、ひとりで演奏されています。
他の電子サックスとの違いは?
このようなサックス系の電子楽器としては、今までにも「Akai EWI」や「YAMAHA Venova」あたりがあります。
Akai Professional 管楽器 ワイヤレス対応 ウインドシンセサイザー リアル楽器音源 EWI4000sw
- 出版社/メーカー: Akai Professional (アカイプロ)
- 発売日: 2014/03/07
- メディア: エレクトロニクス
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まず「Akai EWI」ですが、こちらはキー配置がサックスと違いがあり、サックス吹きからすると結構混乱するようです。また、キーがボタンではなくタッチセンサーなのも、実際のサックスの感覚とかなり差が出てくるでしょう。ということで、全然違う楽器だと思ったほうが良さそうです。
また「YAMAHA Venova」ですが、マウスピースの部分の構造はサックスと同じで、シングルリードをリガチャーでマウスピースで固定するという方式になっています。しかし、指使いは基本的にリコーダーを模擬したものになっており、こちらもやはり実際のサックスとは違いが出てきます。
Aerophoneは、キー配置・マウスピースともにほぼサックスと同じであり、今までの電子楽器よりも実際のサックスに近いものとなっています。ということで、サックスの深夜の練習用には最適かもしれません。
ということで、電子楽器Aerophoneの紹介でした。ここまで書いておきながら、私サックスは全く吹けません!これを機にサックス吹きになろうか・・・