こんばんは。
最近のビットコインの暴落に引き続いて、日米の株が一時急落、その後再び持ち直すという、なんとも不安定な状態が続いています。
そんなときのリスクヘッジ(なるかどうかわかりませんが)として、ちょっと変わった実物資産投資であるウイスキー投資について紹介してみたいと思います。
目次
ウイスキー投資は実物資産の一種
株や証券のような金融資産に対して、金・プラチナ・不動産など実物のあるものを実物資産といいます。ウイスキーも実物資産の一つになります。
実物資産を持つメリットとしては、インフレに強い、資産そのものに価値がある
といったものがあります。逆にデメリットとしては、流動性が低い、収益化が難しい
などがあるでしょう。
しかし、近年、金融資産のみにで充分なリターンを得ることが難しくなっていることを考えると、実物資産を含めたポートフォリオを考えることは重要といえるでしょう。
WhiskyInvestDirectによるウイスキー投資
さてウイスキー投資ですが、本場スコットランドでは古くからあったようですが、最近になって、以下のようなウイスキー投資ファンドが出てきてから、より身近になってきました。
このWhisky invest directは、出資者から集めたお金でウイスキーの樽を購入・保管し、熟成後に売却することで利益を出しています。このようなファンドの登場は、現金化まで時間がかかる蒸留所にとっても、お金を確保する手段として有効のようです。
どれくらい儲かるの?
Whisky invest directによれば、平均的な利回りは約8%といったところだとか。株や投資信託をすることに比べれば、リターンは大きいでしょう。ただし、当然ながらその分リスクもありますので注意が必要です。
手続きは意外と簡単
投資の手続きは、思っていたよりは簡単なようで、国内のネット証券で口座を開くのと大して差はありません。
サイトのアカウント作成ページから必要事項を入力して、アカウントを作成します。その後、その口座に送金し、買いたいウイスキーをクリックするだけ。
ウイスキーの銘柄選定では、基本は複数の銘柄に分散させることが重要です。また、シングルモルトだけでなく、ブレンディッド用のグレーンウイスキーを含めると、バランスのよいポートフォリオになると思われます。
一度買ってしまえば、あとは熟成を待つのみ。そういう点は不動産投資などと似ています。
海外送金をどうするかがネック
注意が必要なのは、現状では、WhiskyInvestDirectは英ポンドしか扱っていないこと。なので、円→ポンドへの変換レートに注意します。また、海外送金となるので、できるだけ送金手数料が低いネットバンクを使うことが必要です。
このあたりは、仮想通貨とかが今後普及していき送金手数料が下がってくれるとありがたいところです。
ということで、ウイスキー投資について簡単にまとめてみました。面白そうな投資である反面、海外送金手数料など、いくつかデメリットもあるので、投資するかどうかは十分な検討が必要です。