最近、電子書籍やYoutubeを使ってスマホで勉強する機会がますます増えてきました。しかし、特に数学の勉強をする場合、数式を展開していったり、グラフを書いたりする必要があり、なかなか難しいと思っていました。が、調べてみるとスマホで数学を勉強するツールがたくさんあるようです。いくつかおすすめを紹介します。
目次
グラフ化のアプリ① QuickGraphs
数式を入れるとグラフ化してくれるアプリ。UIがわかりやすく、とても使いやすい。用意されている関数も、sin,cos,logなどの基本的な関数は網羅されており、さらに極座標にも対応している。
ただし、円の方程式(x^2+y^2=1)のほうに、yがxの陽な関数で表されない場合、有料版にアップグレードしないといけない点がやや難点。
グラフ化のアプリ② Desmos Graphing Calculator
こちらも、数式を入れるとグラフ化してくれるアプリ。こちらは、関数の種類がかなり豊富で、sin,cosなどの主要な関数に加えて、それらの逆関数もデフォルトで使うことができます。さらに、順列・組合せ・微分・積分なども使うことができます。また、円の方程式なども無料版でプロットすることができます。
また、グラフの例題が数十種類の例が入っており、複雑なグラフの入力の方法も他のアプリよりわかりやすい。
また、このアプリの最大の特徴は、グラフ中にパラメータを設定し、それをスライダーで変化させてグラフがどのように変わっていくかを調べることができます。
例えば、3次関数y=ax^3+bx^2+cx+dを式として設定し、それらの係数a,b,c,dをスライダーに設定します。すると、各係数のスライダーを動かくと、それに合わせてグラフも変化していってくれます。
数式認識・解析アプリ Mathpix
こちらは、数式をカメラで撮影するとそれを認識して、方程式であればそれを解いてくれるというアプリ。また、上記のDesmosと連携してグラフ化したり、Latexのソースも作ってくれたりするあたり、とても便利なアプリです。
しかも、手書きの数式も認識してくれます。簡単な例として、以下のように手書きの方程式を入れると、数式を認識し、さらに答えまで出してくれます。
↓手書きの数式をスキャン
ここで、「Solve it!」をタップすると、こんな具合で方程式を解いてくれます。
もはやここまでくると、まじめに数学勉強する必要なくなるじゃないか、と思ってしまいますね。