こんばんは。
私は数年前に1級建築士を取得したのですが、この時期から徐々に勉強を始めました。今年受験を目指している方も、同様かと思います。(建築士受験のための予備校なども、そろそろ本格的に講義が始まりますね)
建築士の試験は非常に広範囲を及びますが、どんな教材を使って勉強していけばよいか悩むところです。そんなわけで、受験当時を振り返りつつ、おすすめの参考書・サイトをまとめたいと思います*1
- 無料サイト① 建築士.com
- 無料サイト② 建築士!勉強法ナビ
- 参考書籍① 過去問7年分と法令集
- 参考書籍② 要点整理と項目別ポイント問題
- (おまけ)試験への意気込み
- (おまけ2)テキストはオークションで入手すべし
目次
無料サイト① 建築士.com
ウェブ上で勉強できる無料サイトは色々あります。まずおすすめなので、こちらの建築士.comさんのページ。
各科目について、項目別に1問1答形式で回答していくサイトです。1回あたり10分~15分程度ということで、通勤時間や昼休みなどスキマ時間をうまく使って勉強するのに適しています。また、解答時間や正解率を測ってくれたり、正解率からサイト利用者の中で自分がどれくらいの順位にいるのかといった情報も提示してくれます。
ただし、各問題に対する回答はあまり充実していないので、教科書・参考書類は別途準備したほうがよさそうです。
無料サイト② 建築士!勉強法ナビ
次に紹介するのは、建築士!勉強法ナビさんのページ。
こちらも上のサイトと同じくWEB問題集が掲載されているのですが、ほかにも建築用語集や受験者の条件に合わせた勉強法の診断といったコンテンツがあるところが面白いところです。
また、製図試験での記述問題についての解説ページなんかもあり、そちらも役に立つかと思います。
参考書籍① 過去問7年分と法令集
合格した人はわかると思うのですが、1級建築士の学科試験で一番有効な勉強法は、過去問を繰り返し解くことと言われています*2。
ということで、まずは過去問を買いましょう。
1級建築士試験 学科 過去問スーパー7〈2018(平成30年度版)〉
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- 発売日: 2017/12/01
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また、法規については、当然法令集を引きながら勉強することになります。これも、最新版を買いましょう。
また、法令集には、インデックスや線引きが必須です。この部分は各予備校のノウハウのようで、なかなか売っていないようですが、こちらのページが参考になりました*3。
平成29年版 TAC建築基準関係法令集の線引きデータ(更新) : TAC建築士講師室ブログ
参考書籍② 要点整理と項目別ポイント問題
建築士の学科試験は広範囲に及びますので、全部網羅的に勉強しようとすると破綻します。むしろ、確実に点が取れる分野を重点的に勉強すべきでしょう。
ただし、これを1から順番に読んでいくのではなく、うえで紹介したWEB問題集を解いていき、わからなかった問題があったらこの本で調べる、という辞書的な使い方のほうが良いかと思います。
ということで、1級建築士学科試験に役立つ情報を整理してみました。
(おまけ)試験への意気込み
建築士試験を受験する目的は何でしょうか?立場により色々ありますが、多くの場合共通することは、
「試験に合格したからと言って、良い建物が設計できるわけではない」
ということ。車と一緒で、あくまで免許のようなものでしかありません。
また、何らかの組織に属している人の場合、基本的に設計図書の作成者にならない限り、資格は必要ありません。むしろ、組織内での出世の要件と考えたほうが現実的です。
ということで、試験で勉強した内容が実務で役立つとか考えない。とにかく効率的に受かることだけを考えたほうがよいでしょう。
(おまけ2)テキストはオークションで入手すべし
予備校の学科試験コースに通うのは、はっきり言って正直なところおすすめしません。なぜなら、学科の勉強は、結局のところ自分でやるしかないから。また、製図と違って、他人の解答を参考にしたりする事もない。
なので、学科試験で重要なのは、いかにテキストを安く手に入れるかということです。そこでおすすめは、メルカリやヤフオクなどで、予備校のテキストを買うこと。予備校に通うよりも、1/10程度の費用で済む。
結局、予備校に通って授業を受けても、テキスト以上の新しい情報は出てこない。なので、教材が手に入れば十分なのです。